5月ハエ的に・・・五月蝿い(うるさい)かしらん。。。ハエさん、ごめんなさいまし。
今日ライン川のほとりに寝そべっていた時、私の上を旋回していたあなた方、
本当に、おじゃまだったのは、ハエたちか、それとも私の方だか、わからない・・・
写真 & 加工 : mScreatio
画像の人 : Mädir Eugster (Rigolo Nouveau Cirque) リハーサル
さぁて、5月3日に『フラワー・・・』の公演を終えまして、
慌ただしくドイツにやって参りました。
まずはシュヴァインフルトというところに入って、
フェスティバル・ヴァリエテ参加のMに付き添い、アシスタント。
行ってびっくり、この一月にサーカス・フリックフラックで一緒だった、若いアメリカの空中ブランコのカップルや、ロシアのフェスティバルで出会った、ウクライナのアーティストグループ、そして、来月ベルリンのクリエーションでご一緒予定の、イタリア・ドイツカップル・アーティストとバッタリ。
この世界は大変狭いらしい。(笑)
一度同じプロジェクトに参加すれば、同じ釜の飯を食うたがごとく、(いや、パンだけどね)
すぐ家族的雰囲気になるので、世界中に兄弟がいるようなもんです。(だから、どうして、そう話が大きくなるんだか・・・汗)
ところで、 l’Escalier d’Archimedes(アルキメデスの階段)、この作品は、1999年、Mの発想と、制作をもとに、故古川あんず氏が、命名し、振付家として、8人のアンサンブルに仕上げたもの。
この時、私は1ダンサーとして参加、また、翌年2000年にMのソロ作品に変更する際は、今度は振付・演出家の一人として関わったので、大変、思い出深いわけなのですが・・・
アーティストも、スタッフもいかんせん、重労働なり。
重いのよ、オブジェが・・・舞台小道具が、小道具のレベルじゃない。
それで、極小のゴングから、超巨大ゴングまで、順番にいろいろな仕掛けとともに、バランスを取りながら、組み上がっていって・・・(最後どうなるかは、内緒ですが)
音楽的にも、ゴングが、わぉんわぉん、と鳴り響くのです。五月蝿い(うるさい)ほどに・・・(だから、ハエさん、ごめんなさいってばっ)
で、ソロなので、舞台上でひとりで30分奮闘しているMのスーパーマンぶりを最上階から、眼鏡かけて凝視しつつ、音響係さんの横で、ぴったり、マイクと音楽きっかけのスタート指示を、(ここは、ドイツだ)額に汗しつつ、しておりましたが・・・
終わったら、ジャーナルやら何やら、あちこちからの質問攻めがあって、バラして、ミニバス、積み込んで、マインツに移動でしたものね。
筋肉質のしっかりした男性スタッフ数人と小柄な老スーパーマンM(ぱぁマンかな?)が、軽々と、何十キロあるんだかわからない、オブジェを数往復して運ぶのを横に、私もちまちまと、軽めのオブジェを・・・
そんなわけで、関係者と話をする時、私の数日後のマインツでの舞台についても話題に上るのだけれど、返ってくる反応が「あの、若い女性が、Sanddornbalanceを?・・・」・・・。
(えっ、どこよ、どこにいるのよ、若い女性って・・・?) (°, °)。。。バァウーマン
マインツのホテル到着、午前3時半。 9時にはホテルの朝食で、メンバーと顔を合わせるだろうし、10時はすでに、シャピトー(サーカス・テント)で私の参加するオープニングのリハですのん。
おまけにドイツ出発の前日は5週間のパリ不在中のあれこれ段取りで、1時間睡眠での移動だっただけに・・・
限界だよ限界っ、と、ヒステリックになりそうなのを、必死で押さえて、初対面のホフナー・ロッキン・ロンカリの皆さんの中に入っていったのでございました。
限界って、思わない限りは、存在しないよねぇ、と、つくづく・・・
で、つづく
追記 今回の記事の『アルキメデス・・・』は以下のYouTubeサイトでもご覧いただけます。縮小版ですので、お時間あればどうぞ。
©mScreatio